住友不動産が泉岳寺周辺地区へ登場した経緯

住友不動産が泉岳寺周辺地区へ登場した経緯

計画の発端となった出来事は2014年に忠臣蔵で有名な泉岳寺の山門横に突如として持ち上がった「8階建てマンション建設計画」でした。仲見世街の住民を中心に「景観を損ねる」等の理由で「建設反対運動」が立ち上がりました。しかし反対運動もむなしくマンションの建設工事は着々と進行して行きます。その反対運動のさなかの2015年に今回の住友不動産が地元へ入って来たのです。

彼らは仲見世街の住民に対し、マンションは同社が買い取った上で取り壊すので、その見返りとして再開発を行うための地域での橋渡しの協力をお願いしたいと提案。「取り壊す!」との提案に仲見世街の一部住民がこれに応じたことから再開発構想がスタートしたのです。 
結局、8階建てマンションは完成してしまいました。その後再開発の話は進められましたが、マンションは今も山門横にそびえ建ったままです。


泉岳寺山門横の8階建てマンション(2019.7.7撮影)