再開発の流れ

再開発の流れ

再開発の流れが良くわからないと言う方々のためにまとめてみました。
私たち自身も再開発が初経験の素人集団なので、ごく簡単にしか説明できない点をご容赦ください。
●市街地再開発には「第1種」(権利変換方式)と「第2種」(用地買い取り方式)とがあり、泉岳寺の場合は前者の「第1種」に該当。
「第1種」は「第2種」の場合とは異なり、「地権者の同意」を得ることが再開発を進めるための要件となります。従い、同意が得られない場合には再開発を進めることが出来ません。
●第1種市街地再開発の場合、一般的には以下のフローにて進行します。
1,住民説明会/街づくり協議会
(再開発の意義を住民へ説明、根回しを行い再開発の機運を高める)
2,準備組合の設立
(計画や地権者の意向などを調整し、地権者同意を集める)
3,都市計画決定
(地権者の同意要。行政がこれを実行し地域に種々の規制がかかる)
4,再開発組合の設立
(地権者の同意要。再開発が本格的にスタート)
5,権利変換計画認可
(地権者の同意要。ここで地権者の入居先詳細が決まる)
6,建物解体・工事着工
(地権者は工事完了まで他地域へ仮居住するか、または転出)
7,竣工・地権者入居
(再開発は終わり地権者が戻ってくる。この時点で組合は解散となる)

【備考1】
過去の事例をみると、①~⑦までは15~20年程度かかるケースが多い。
港区内では②~③に至るまで20年以上かかった事例もある。
再開発は長期間を要する事業である。
【備考2】
因みに泉岳寺の再開発計画は現在②の段階で、まだ③には至っていない。